■開催日時
7/3(木) 13:00 ~ 17:00 フォーラム (受付:12:00~)
17:15 ~ 18:30 懇親会
■開催場所
福岡システムLSI総合開発センター(2階:B会議室)とオンラインのハイブリッド開催
会場地図<https://www.ist.or.jp/foundation/access>
■参加申し込み方法
以下のURLよりお申込みください。
■フォーラムのプログラム
13:00 - 13:10 イントロダクション
ご挨拶
主催者 オープンソースEDA研究会 会長:松永 裕介
共催者 公益財団法人福岡県産業・科学技術振興財団 グループ長:猪狩 直哉
13:10 - 13:55
講演者: 北九州市立大学 中武 繁寿(オンライン発表)
講演タイトル: 学術的な研究開発における生成AI・オープンサイエンス活用入門
講演概要:
本講演では、研究開発の効率化と再現性の確保を目的とした、ソフトウェア技術と生成AIの実践的活用方法について解説する。
具体的には、
・Git/GitHubによるバージョン管理とデータ共有:集中型・分散型管理
・Doxygenを活用したオープンソースの継続的な研究開発方法
・OpenRAMの活用事例
・Minimal Analog Mixed-signal EDA Toolsの概要と活用方法
を紹介する。
14:10 - 14:55
講演者: ISHI会 今村 謙之
講演タイトル:
① オープン界隈の利用者や技術者から見たオープンソースEDAとは?
これまでのオープン化してきたソフトウェアやハードウェアの利用者や技術者から見た新しいオープン界隈であるオープンソースEDAについて、これまでのオープン界隈の流れや考え方の解説を入れつつ語る。商用EDAから来た時に感じる疑問やオープンソースEDAの行く先の答えの一つがそこにあるはずである。
② 最新の国内オープンソース半導体の動向
OpenSUSIによる国内ファブへのオープンソース化アプローチ動向をベースに、国内のオープンソース半導体について報告する。国内ファブの未来の片鱗を見られるはずである。
15:05 - 15:50
講演者:株式会社 東海理化 斎藤 弘智
講演タイトル: OSS-EDAを利用したアナログ回路設計と評価結果について(仮)
講演概要(仮):
オープンソースEDAツールへの期待と、それを活用したアナログ回路設計の取り組みについてご紹介します。
まず、OSS-EDAツールがもたらす可能性や、当社がそれに寄せる期待について述べた後、
具体的な設計事例として、コンパレータおよびVCO(電圧制御発振器)の設計と評価結果を取り上げます。
これらの回路は、OSS-EDAツールを用いて設計・シミュレーション・レイアウト・検証まで一貫して行っており、
その成果と課題についても共有いたします。
16:00 - 17:00 ライトニングトーク ☆募集中☆ (順次更新します)
forms.gle/VgFYYxDVwPFKxuwQ8 より受け付けています。
① Xscheme設計データのLTspice形式への自動変換 根〆 淳太(株式会社ロジック・リサーチ(アルバイト))
xschemeはアナログ回路設計において広く使われているEDAツールであるが、LTspiceなど別のEDAツールでシミュレーションを行うには、手動での再設計が必要となる。本発表では、xschemで作成した回路情報をLTspiceで利用可能な形式に自動変換するソフトウェアについて紹介する。設計者の手間を削減し、設計とシミュレーションの橋渡しを効率化するアプローチとして、その有用性を示す。
② SPICEログのPDF化スクリプト開発 永田 侑子(株式会社ロジック・リサーチ)
SPICEログを解析してPDF形式のレポートを自動生成するスクリプトを開発しました。今回は開発の背景や工夫した点、今後の展望について発表します。
③ OpenSUSIの取り組みに関して 高橋 克己(AIST Solutions)
AIST Solutionsから発信するOpenSUSIの取り組みに関してご紹介いたします。
④ アレックスLSI(株)でのKlayout取り組みの紹介と今後 緒方 祥浩(アレックスLSI株式会社)
アレックスLSI(株)でのKlayoutを用いたLSI開発を行っている。レイアウト実績の紹介とKlayoutツールでの設計・検証クローズ取り組みや今後について紹介させて頂きます。
⑤ アナログOpen Source Silicon 開発プラットフォーム 森山 誠二郎(株式会社アナジックス)
ソフトウェアや料理のレシピと較べて,オープンソースシリコンのレシピやお手本が圧倒的に不足しているのは,半導体設計の世界が閉じているからです。これを民主化し,より多くの人々が半導体設計に参加できるように設計プラットフォームを開発しています。流用可能な設計情報の表現,設計仕様を確認するパラメトリック解析,デバイス特性の比較,設計データのフォーマット変換などの機能が含まれます。
⑥ ミニマルファブCMOS LSI デバイス開発のいま 森山 誠二郎(株式会社アナジックス)
土屋 忠明、浦 伸吾(株式会社ロジック・リサーチ)
ミニマルファブは、SOI CMOSデバイスを1週間で開発できる世界に類を見ない生産システムです。産総研の研究成果をもとにミニマル推進機構でCMOS LSIデバイスの実用化を進めています。2023年にPDKをNDA不要で公開しミニマルEDAを使った設計コンテストを実施しましたが、製造プロセスと装置に課題があり、今後も、地道な改善努力が欠かせません。推進機構の資金不足を解消するために、ミニマルファブによるLSI試作を体験しフィードバックしていただくアーリーアダプタプログラムを企画します。社内教育や人材育成に使えます。ミニマルファブは、LSI設計者のためのものなのでご理解とご協力をお願いします。
■懇親会
時間:17:15 - 18:30 頃
場所: ふくおかIST4階の交流サロンで実施します。参加費無料。
■主催:オープンソースEDA研究会
共催:公益財団法人福岡県産業・科学技術振興財団
(2025年6月16日発行、7月1日更新)